製作年度:1951年
製作国・地域:アメリカ
上映時間:122分
監 督:ジョージ・スティーヴンス
原 作:セオドア・ドライサー
脚 本:マイケル・ウィルソン 、ハリー・ブラウン
音 楽:フランツ・ワックスマン
出 演:モンゴメリー・クリフト 、エリザベス・テイラー 、シェリー・ウィンタース 、アン・リヴェール 、レイモンド・バー
貧しい家庭で育った青年ジョージ・イーストマン。出世欲の強い彼はある時、工場を経営する叔父のもとで働くことに。 やがて、彼は社交界で令嬢アンジェラと出会い、惹かれ始める。また一方で、同僚のアリスと親密になるジョージ。そして、彼女はジョージの子を身籠もるのだった。だが、ジョージはパーティーでアンジェラと再会すると、互いに強く惹かれ合い関係を深めていく。 こうして対照的にアリスの存在が煩わしくなってきたジョージは、彼女の殺害を謀るのだが…。
「浮気」をテーマにした映画で作り自体はシンプルなんですがとても好きな映画の一つです。 まずこの映画の良い所は「人がどんどん駄目になっていく過程」と言う意味で楽しめます。挫折と栄光が同時に訪れ、その中での迷いとか不安など人の持つ「弱さ」みたいなところが良くあらわれてます。結局のところ一気に落ちるのですが・・・ それとどうしても外せないのがエリザベス・テイラーの存在でしょう。すごいキレイです! 白黒映画なのに私には彼女だけキラキラ光って見えました。 映画のエンディングの後味の悪さも個人的には大好きで「何度も見たい映画」の一つでもあります。